ロールケーキ 群馬県玉村町【福嶋屋】生ロールケーキ
生ロールケーキ、おちょぼまんじゅうの福嶋屋製菓舗


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ロールケーキのお取り扱い

原材料
卵 砂糖 小麦粉 クリーム「乳等を主要原料とする食品」
バター 粉糖 水飴 練乳 洋酒 植物油脂 膨張剤
香料 乳化剤 メタリン酸Na(原材料の一部に大豆を含む)

保存方法
要冷蔵 10℃以下
冷凍保存は約1カ月間可能。
(店頭販売の商品は一切冷凍しておりません)

賞味期限
製造から3日間

製造元
株式会社 福嶋屋(佐藤広明)
〒370-1133
群馬県佐波郡玉村町大字上新田1637
0270-65-3765

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ロールケーキの製造工程


■ロールケーキはまず、素材の美味しさを!

当店の店主が40年間お菓子を作り続けた感覚。その手で粉、砂糖等の 調合を手掛けロールケーキを作ります。粉や砂糖は1種類ではありません!数種類の物を使ってロールケーキを作っていきます。 取り寄せている粉の製粉所は90余年もの歴史があります。粒子が細かくて栄養価の高い粉のみを厳選。また、砂糖は太陽と自然の恵みがいっぱいの物を使っています。

■ふわふわでシットリしたロールケーキ。

出来たてのタネ(スポンジケーキの元)をサッと鉄板に流しています。 この段階でツヤとまろやかさが違います。そして長年研究した“最適な温度”で熱せられた特大オーブン!その中で“最適な時間”を掛け、一気にスポンジケーキを焼き上げます。工場にはケーキの焼ける“あま〜い”匂いが広がります。ロールケーキ の仕上がりは焼きの温度と時間等で大きく違ってきます。日本は四季があるので調整が大変です。特に冬は暖房を入れる事が出来ないので寒くて大変なんです。

■高級生クリームをた〜っぷり!

焼き上がったスポンジケーキ、これだけで食べても美味しいんですが、この上に最高級生クリームを“た〜っぷり”塗ります。当店の生クリームは香りと甘さにこだわります。甘いのにしつこくない丁度良い味を心掛けています。もちろん生クリーム も職人の手で1から作っています。そして一本一本を手で巻き上げてロールケーキの完成です。

■ロールケーキは最後まで手作業です。

梱包も当店のスタッフが一本一本を手でやっています。素材の調達から始まり、調合、焼きの温度、全ての行程で拘りを持って頑張っています。お客様から人気を集める理由として、一つは「ロールケーキに対するこだわりと気持ち」そしてもう一つは「和の職人が作るロールケーキ」。この二つが皆様に伝わるのではないかと思います。是非一度食べて見て下さい。

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生ロールケーキ物語


「福嶋屋の生ロールケーキが生まれるまで 」

当店の生ロールケーキは1965年頃(今から約45年前)
二代目店主の佐藤秋次郎が作っていた
純バターロールケーキ(商品名ハニーロール)が始まりとなります。
この頃は冷蔵ショーケースが無かったので生クリームではなく純バタークリームでした。

二代目は和菓子の製造はもちろんのこと、
洋菓子やパンの製造をも得意としていました。
■第18回全国菓子大博覧会、有功金賞受賞。
■第19回全国菓子大博覧会、菓子産業大賞受賞。

今の時代では洋菓子やパンの製造販売は一般的なものですが、
当時としては機材や道具、材料などはとても貴重で専門的な技術でした。
玉村町でロールケーキなどのお菓子を製造販売しているお店は他にありませんでした。

その二代目の下で菓子製造の修行をしていたのが
今の生ロールケーキを作った三代目(現店主:佐藤正春)です。

三代目は子供の頃からお菓子を作る工場で
母親の背中に“おんぶ”され育てられました。
そして二十歳になり本格的に福嶋屋で菓子職人の修行を始めます。
毎日朝早くから和洋菓子とパンの製造に明け暮れました。
父親である二代目は職人堅気(かたぎ)。時には殴られることもあったそうです。
さらに当時の工場は現代の様な製造機械が無いので
仕込みや製造に何倍もの労力と集中力を必要としたそうです。

具体的に言えば洗濯機が手動の時代です。
ケーキを焼く時に精密な温度計やタイマーなどありません。
ほとんどお菓子の状態を見た目や音、香りなどの感覚で作っていたそうです。
道具も自分達の手で作り、“有る物でどうにかする”ことが当たり前でした。

これらの経験により深く幅の広い“菓子職人の感覚と知識”が
二代目から三代目へと受け継がれていきます。
もちろんロールケーキの製造方法も受け継がれました。

ここで突然ですが話は進み、
1990年頃、二代目が70歳を迎え引退、三代目が福嶋屋の店主になります。
やる気に満ちた三代目は心機一転、お店と自宅を改装。
冷蔵が出来るショーケースや2坪ある大きなプレハブ冷蔵庫なども完備し
生モノを大量に保存出来るようにもしました。
この時に「生ロールケーキ」の原型が生まれました。

大きな借金を抱えながら期待と不安に満ちた毎日。
もちろん様々なアイデアを出し新商品を考えます。
その勢いは評判へと変わりお客様も次第に増えていきました。

順風満帆に見えた福嶋屋。
しかし、このあと三代目に不運が襲いかかります。
妻との離婚、二代目の他界、その翌年は母が他界。
様々な事情からお店の運営が苦しくなっていきます。

手薄になったお店の全てを一人で抱え悪戦苦闘する日々。
新しい商品を出しても売れず、主力商品も売行きが下がる一方。
次第に活気が薄れ、工場に鳴り響く来店者を迎えるチャイムも静かに。
「あの時は本当に危ないと思った。(三代目談)。」

そして1990年後半、転機が訪れます。
嫁に出した長女と次女をお店に招き、家族一丸となり立て直しを図ります。
更に 三代目の友人を通じて「高崎スズラン(百貨店)」のある方から
「お宅で作ってる生ロールケーキ大量に毎日作れるかな?」と話があり、
三代目は「やるしかない!」と話を承諾、すぐ行動に移しました。

その日から生ロールケーキの製造と研究が本格的にスタート。
ここで他界した父が残した“ハニーロール”と
“菓子職人の感覚と知識”が冴えます。

研究テーマは2つ。
どうすれば“シンプルでお手頃で美味しい生ロールケーキ”は作れるのか。
それを“少人数でいかに効率良く大量に作れるか”。
まずは動線(工場内での動き方)の見直しを図り、
有る物から自分の手で工場を改装、道具を作成。
初めはそこからでした。

ようやく出来上がった大量の生ロールケーキ。
完売の期待を込め群馬県高崎市にある「高崎スズラン」さんの催事に初出展。

ですが、世の中そんなに甘くはありません。
思った以上に上手くいきませんでした。

それでも諦めることはありませんでした。
シンプルで美味しい生ロールケーキの試作を繰り返し繰り返し続けます。
「ウチの生ロールケーキは失敗から生まれたアイデアが殆どだ(三代目談)。」

その努力が実ったのでしょうか。
少しづつ少しづつお買上げになったお客様の口コミにより
お問い合せが増え、雑誌やテレビなどの取材がポツリポツリ…
時代の先をみてネット販売を開始。
「高崎スズラン」さんの催事出展から約13年経った今では
県外からお店に足を運んでくださる方もおられ、
「高崎スズラン」さんの催事では完売を達成し、
沢山の方に愛される「生ロールケーキ」へと成長しています。

二代目が作ったロールケーキが三代目に受け継がれ
いまでは四代目に受け継がれ、若いスタッフ達と共に毎日製造販売されております。

これからもスタッフ一同感謝の気持ちを込め
皆様に愛される生ロールケーキを作ってまいります。
今後とも福嶋屋の生ロールケーキをよろしくお願いいたします。


二代目店主
佐藤秋次郎(故)
(さとうあきじろう)



1970年代の福嶋屋外観



現三代目店主 
佐藤正春(さとうまさはる)
37年前の写真 当時26才



改装後1990年代の福嶋屋外観


1990年代の福嶋屋内装


生ロールケーキ研究の日々
写真は最初のパッケージ


高崎スズラン催事の模様


まさか雑誌やTVまで

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ロールケーキの上手な切り方


■失敗例
右の写真はごく普通にご家庭で使われている包丁(三徳)で当店のロールケーキを切った写真です。見ての通り毎日ロールケーキを切っている私達スタッフもなかなか上手に切れません。


高さのある包丁では切っている間に生クリームがたくさん包丁にくっついてしまいます。その生クリームが周りのスポンジを引きずって、切れば切る程ケーキが崩れていきます。

 
■失敗の原因
要するに上手に切るポイントは“包丁に生クリームが付かないこと”です。

よく熱湯で包丁を温めると良いと言われますが×。包丁をコンロの火に直接かけて熱を入れる方法は△。熱を加え過ぎるとロールケーキを切った断面の生クリームが暖かくなり溶ける場合があります。溶けると味が落ちますのでご注意。古い包丁は焼くと黒くなってしまう事もあります。 この方法でも切れない事はありません。ただ少し調整が必要です。

■オススメ方法
私達がオススメする一番良い方法をご紹介します。まず高さが低くて長い(細長い)包丁をご用意してください。切る時は2回程包丁を入れて引き抜く感じです。包丁の手元から入れていきます。細長さを利用して生クリームの付いてない場所で切っていきます。細かく押して引いてを繰り返すと崩れますので注意を。

やはりこれが美味しく一番綺麗に切れて手間の無い方法だと思います。それにはそれなりの道具が
必要という事になります。細長い包丁が無い場合は上記の加熱方法をお試しください。

そして一度切った包丁は必ず濡れたタオルで生クリームを拭き取ってください。 また1本を8等分などにしたい方は、写真の様に端から順番に切るのではなく、1本の状態を保ったまま、まず半分、そのまた半分、そのまた半分と切り分けて、それから優しく手で取っていくと意外と綺麗に分けられます。ぜひお試しください。

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